超高齢化時代の息抜き方

超高齢化時代を迎えています。治療医学は、高度な診断技術、標準的な治療法の開発により、ますます発展していくことでしょう。しかし、医療は一大転換期にあります。それは、予防医学への取り組みです。患者でもない人に、病気予防への理解を求め、それを信用してもらい、受け入れてもらうには、医療提供者の側の意識の改革も必要です。ただ太っているだけのことが、どうしていけないのか。生活者だけでなく、医療者も、「健康とは何か」を考える時代がやってきています。そこで重要なのが、健康サービスが科学的な根拠に基づいて提供されているかどうか(臨床的有用性)、そして、限られた資源、つまり財源の中で最大の成果が得られているかどうか(経済的効率性)の検証です。

 

エビデンス・ベースド・ヘルスケア、頭文字をとって、この考え方は、この健康サービスに最新、最善の根拠を提供し、個人だけでなく組織や社会にも行動変容を働きかける役割を担っています。健康を考えるとは、いのちの量だけでなく、いのちの質も同様に考えるということに他なりません。あなたは、習慣的に運動しているでしょうか? 「スポーツライフに関する調査2007」によると、習慣的に運動をしている人(週2回以上、1回あたり3。分以上の運動・スポーツを実施しているアクティブ・スポーツ人口)は15o9%と報告されています。人口にして、わずかに1600万人足らず。04年の同調査では16・1%ということですから、日本のスポーツライフは決して豊かになっていないことが分かります。この1年間まったく運動しなかった人は、実に31・7%にのぼります。(07年3月19日プレスリリース、笹川スポーツ財団)。日本人の3人に1人がカラダを動かさない時代、いったい何が起こるでしょうか。