皮下脂肪の落とし方

臨床的には、内臓に脂肪が溜まる内臓脂肪型肥満の人のほうが、高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病にかかりやすく、病気の危険にさらされやすいことが明らかにされています。内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、直接、肝臓などの臓器に入って悪さをすることがあるからです。内臓に脂肪が溜まると、血糖値や総コレステロール、中性脂肪が高くなり、逆に動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールが低くなることが知られています。将来の脳卒中や心筋梗塞が心配です。ただこの内臓脂肪、つきやすいのも確かですが、運動などで消費されるのも早いことが分かっています。

 

 

皮下脂肪は運動でもなかなか取れにくい特徴がありますが、内臓脂肪は歩行などの持久的な運動によって比較的たやすく消費されていくのです。肥満の人がみんな短命に終わるのかといえば、そうではありません。しかし、疫学的な大規模調査によると、肥満の人がいろんな病気にかかりやすいことは確かです。特に、運動不足がその根源にある場合には、死因への影響度が急激に増大します。あなたをびっくりさせるデータを紹介しましょう。国際的に権威のある医学研究雑誌の一つ「J AMA」(米国医学協会誌)に、こんな論文が掲載されました。博士が1万3000人の男女を8年以上追跡調査した結果です。この追跡期間中に、男性240人、女性43人が亡くなりました。がん、脳卒中、心筋梗塞などで亡くなった人たちで、自殺と交通事故は入っていません。